おもちゃのサブスクが気になって、いろいろ調べてみる。
- 月額はいくら?
- 自分で買うより安くなる?
- どんなおもちゃが届く?
- 子どもが遊ばなかったら?
- 気に入ったおもちゃは延長できる?
- 返却って面倒じゃない?
一つ分かると、また一つ気になることが出てきます。
良い口コミだけでは不安だから、
「おもちゃサブスク 後悔」
「おもちゃサブスク デメリット」
「おもちゃサブスク やめた」
そんな言葉でも検索してみる。
すると当然、出てきます。
「うちの子はあまり遊びませんでした」
「返却が面倒でした」
「結局、数か月でやめました」
それを読んでいるうちに、
「やっぱり今まで通り、自分で買った方がいいのかな……」
と思い始める。
でも、ここで一つ気になることがあります。
そもそも、なぜおもちゃサブスクを調べ始めたのでしょうか?
この記事では、「どのおもちゃサブスクがおすすめなのか」を比較するのではなく、気になっているのに、調べれば調べるほど決められなくなっている人と一緒に、この問題を考えてみたいと思います。
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そもそも、なぜおもちゃサブスクを調べ始めた?
今のおもちゃの買い方に何も困っていないなら、わざわざサブスクについて何度も検索する必要はないはずです。
子どもがよく遊んでいる。
収納にも困っていない。
何を買えばいいか迷わない。
おもちゃを選ぶことも楽しい。
おもちゃ代にも不満はない。
それなら、今まで通り自分で買えばいい。
でも実際には、何か気になることがあったのではないでしょうか。
- 少しでもおもちゃ代を安くできないか?
- 一生懸命選んだのに、ほとんど遊ばなかった
- 成長するたびにおもちゃが増えていく
- 次は何を買えばいいのか分からない
- おもちゃを探して比較するのが大変
だから、
「買う以外の方法ってないのかな?」
と調べて、おもちゃサブスクを知った。
料金を調べる。
サービス内容を調べる。
口コミも読む。
ところが、調べるほど今度は別の不安が出てきます。
「毎月お金を払って、うちの子が全然遊ばなかったら?」
良い口コミだけでは安心できない。
だから悪い口コミも探す。
そして「後悔した」という人を見つける。
「やっぱり、やめておいた方がいいのかも」
そうして結局、今まで通り自分で買う方法へ戻る。
もちろん、それが悪いわけではありません。
調べた結果、「自分で買う方が合っている」と判断したなら、それでいいと思います。
ただ、一つだけ引っかかります。
今までの方法に何か困っていたから、別の方法を探し始めたはずなのに。
なぜ、また元の方法へ戻りたくなるのでしょうか。
少し、おもちゃから離れて考えてみます。
カット1,500円の美容院、あなたなら予約しますか?
例えば、普段8,000円くらいの美容院に行っているとします。
仕上がりは悪くない。
でも「もう少し安ければ」と思うことはある。
そこで別の美容院を探していると、こんなお店を見つけました。
NEW OPEN!
カット料金1,500円
美容師デビューした新人スタッフが担当します
安い。
いつもの美容院の5分の1以下です。
でも、私なら最初にこう思います。
「……大丈夫かな?」
そして、口コミを調べます。
「新人さんでしたが、とても丁寧でした」
なるほど。
でも、まだ少し不安です。
もう少し調べます。
「思っていた髪型とは少し違いました」
……気になる。
さらに「店名 悪い評判」でも検索してみる。
すると、
「料金相応だと思います」
という口コミを見つけた。
そこで私は、
「やっぱりな」
と納得する。
そして結局、いつもの8,000円の美容院を予約するかもしれません。
いつもの美容院なら、これまでにも何度も利用しています。
多少イメージと違うことはあっても、とんでもない髪型になるとは考えていない。
8,000円払えば、だいたいこのくらい。
自分の中に経験があります。
でも、1,500円の美容院にはそれがありません。
もしかしたら、
「1,500円なら十分。今まで8,000円払っていたのは何だったんだろう」
と思うくらい満足できたかもしれない。
反対に、
「やっぱり私には合わなかった」
となったかもしれない。
どちらだったのかは、結局分かりません。
私は、その美容院へ行かなかったからです。

「知っている不満」と「知らない不安」
ここで美容院の料金を比較したいわけではありません。
気になったのは、別のところです。
いつもの美容院にも少し不満があった。
だから、新しい美容院を探した。
ところが、知らない美容院に不安を感じた私は、結局、
少し不満はあるけれど、何が起こるか知っている元の美容院
を選んだ。
これ、おもちゃサブスクを調べているときにも、少し似たことが起きていないでしょうか?
自分でおもちゃを買えば、遊ばないことがあります。
買うたびに物も増えます。
何を買うか調べる時間も必要です。
「これ、3,000円もしたのに全然遊ばなかったな……」
そんな経験がある人もいると思います。
でも、それは知っている失敗です。
一方、おもちゃサブスクは違います。
毎月数千円を払う。
自分では選んでいないおもちゃが届く。
一定期間使ったら返却する。
まだ経験したことがない。
だから、
「全部遊ばなかったら?」
「好みに合わないおもちゃばかり届いたら?」
「返却が想像以上に面倒だったら?」
「結局、自分で買う方が安かったら?」
と考える。
今の方法には、すでに感じている不満がある。
でも、
新しい方法には、まだ起きていない失敗への不安がある。
どちらを選ぶか。
ここで「今まで通り」に戻りたくなるのは、それほど不思議なことではないのかもしれません。
人は「今まで通り」を選びやすいことがある
ここまで読んで、「一度試してみようかな」と思っている方は、各サービスの料金や利用条件を公式サイトで確認できます。
※料金・最低利用期間などを確認したうえで申し込んでください。
こうした行動に近いものは、意思決定の研究でも報告されています。
SamuelsonとZeckhauserが1988年に発表した研究では、現在の状態が選択肢として含まれる場合、その状態を選びやすくなる傾向が示されています。
一般に「現状維持バイアス(status quo bias)」と呼ばれるものです。
もちろん、
「おもちゃサブスクを選ばない人は、現状維持バイアスに陥っている」
という話ではありません。
月額料金が高い。
最低利用期間が長い。
レンタルそのものが嫌。
調べた結果そう感じたなら、契約しないのは普通の判断です。
ただ、
今の方法にも不満がある。
サブスクにも興味がある。
でも、失敗するのが怖い。
この状態なら、一度考えてみてもいいことがあります。
今まで通り自分で買う方法には、本当にリスクがないのでしょうか。
買ったけれど遊ばない。
すぐ飽きる。
収納場所がなくなる。
処分する。
また次のおもちゃを探す。
そういうことは、これまでもあった。
ただ、何度も経験しているから、
「そういうこともある」
で処理できる。
サブスクで払う数千円は「失敗するかもしれないお金」として気になるのに、自分で買って遊ばなかった3,000円のおもちゃは、いつものこととして受け入れている。
もしそうなら、少し面白い話です。
口コミを読めば読むほど、正解に近づく?
では、もっと調べればいいのでしょうか。
口コミを50件読む。
100件読む。
比較記事も読む。
SNSも探す。
もちろん、調べること自体は大切です。
知らないサービスにお金を払う以上、料金や契約条件は確認した方がいい。
ただ、口コミを増やせば増やすほど、必ず不安がなくなるとは限りません。
オンラインレビューを扱った研究でも、レビュー同士の評価が食い違うことが、購入の判断に影響することが報告されています。
考えてみれば、おもちゃサブスクでも同じです。
「届いた瞬間から夢中でした」
という家庭がある。
そのすぐ横には、
「ほとんど遊びませんでした」
という家庭もある。
さらに、
「悪くはないけど、値段を考えると微妙でした」
という人もいる。
どれが正しいのでしょうか。
たぶん、どれもその人にとっては正しいんです。
子どもも違う。
家庭も違う。
今まで持っていたおもちゃも違う。
親がおもちゃ選びに感じている負担も違う。
だから、口コミを100件読んだとしても、最後に一つだけ残る疑問があります。
「で、うちの子は?」
これだけは、他人の口コミでは分かりません。

調べれば分かることは、ちゃんと調べればいい
だからといって、
「口コミなんて意味がない。何も調べず試せばいい」
という話でもありません。
むしろ逆です。
申し込む前に分かることは、ちゃんと調べた方がいい。
| 調べれば分かること | 自分で使わないと分からないこと |
|---|---|
| 月額料金 | その金額に価値を感じるか |
| 最低利用期間 | 子どもが実際に遊ぶか |
| おもちゃの交換周期 | 交換までを長いと感じるか |
| 返却方法 | 自分が返却を面倒だと感じるか |
| 延長・買取制度 | 気に入ったおもちゃが実際に届くか |
| 届く点数・対象年齢 | おもちゃ選びを任せて本当に楽になるか |
左側は調べられます。
- 月額料金はいくらなのか?
- 最低何か月使う必要があるのか?
- 解約はどうするのか?
- 破損した場合はどうなるのか?
- 気に入ったおもちゃを延長・購入できるのか?
こうしたことは、契約前に確認できます。
当サイトでも、
などについて、それぞれ公式情報を確認して記事にしています。
事実として調べられることは、納得できるまで調べればいい。
問題は、右側です。
- 子どもが遊ぶのか?
- 返却を自分が面倒だと感じるのか?
- おもちゃ選びを任せることに、月額料金以上の価値を感じるのか?
これは私にも分かりません。
「絶対に遊びます」とも言えません。
「返却なんて簡単です」とも言えません。
まだ、その家庭では使っていないからです。
つまり、
調べ方が足りないから答えが見つからないのではなく、使う前には存在しない答えもある。
ここは分けて考えた方がいいと思います。
合わなかったら、やっぱり「損」じゃないの?
ここまで読んでも、一番引っかかるのはここかもしれません。
試してみた。
でも、子どもはあまり遊ばなかった。
返却も面倒だった。
結局、最低利用期間で解約した。
数千円を払った。
「ほら。やっぱり損した」
そう思いますよね。
確かに、払ったお金は戻ってきません。
「その数千円があれば、好きなおもちゃを買えたのに」
と思うかもしれない。
そこを無理に、
「損ではありません」
と言うつもりもありません。
お金だけを見れば、「もったいなかった」と感じる人もいるでしょう。
でも、ここでもう一つだけ考えたいことがあります。
本当に、何も手に入らなかったのでしょうか?
例えば、
「うちにはおもちゃサブスクは必要なかった」
これは分かりました。
「返却する生活は、自分には合わない」
これも分かった。
「プロに選んでもらうより、自分で選ぶ方が楽しい」
それも答えです。
反対に、
「うちの子は、音が鳴るおもちゃより積み木のようなおもちゃの方が長く遊ぶんだ」
と気づくかもしれません。
あるいは、
「子ども以上に、私がおもちゃを探さなくていいことが楽だった」
と気づくかもしれない。
どの結果になるかは分かりません。
でも、
試す前には持っていなかった「自分の家庭についての情報」は残ります。
ここをどう考えるかだと思います。

「やめた=失敗」とは限らない
おもちゃサブスクを始めると、長く続けなければ意味がない。
そんなイメージもあるかもしれません。
でも、ずっと続ける必要はありません。
例えば、
サブスクを使ってみる
↓
いろいろなおもちゃを試す
↓
子どもの好みが見えてくる
↓
「このタイプなら遊ぶ」が分かる
↓
サブスクをやめる
↓
今後は自分で、そのタイプのおもちゃを買う
これでもいいはずです。
最初に困っていたのが、
「何を買えば遊ぶのか分からない」
だったなら、その問題は一つ解決しています。
つまり、
サブスクを卒業するために、サブスクを使う。
そんな使い方があってもいい。
もちろん、実際にそうなる保証はありません。
でも少なくとも、
「解約した=失敗した」
と最初から決める必要はないと思います。
「契約するか」を全部決めなくてもいい
おもちゃサブスクを調べていると、
「契約するか、しないか」
という大きな決断を迫られているように感じることがあります。
でも、本当に今決めなければならないのは、そこまでなのでしょうか。
「これから1年使い続けるか?」
これは今、決めなくてもいい。
「今後はおもちゃを買わず、サブスク中心にするか?」
これも決めなくていい。
最初に決めるのは、
「最低利用期間と必要な金額を確認したうえで、一度自分の家庭で試してみるか」
そこまでです。
試す。
合えば続ける。
合わなければやめる。
子どもの好みが分かったなら、サブスクを卒業して自分で買う。
続けるかどうかは、使ってから決めてもいい。
ただし、ここで重要なのが最低利用期間です。
サービスによって、すぐに解約できるとは限りません。
だから、
- 最低何か月必要なのか
- その期間で総額いくら払うのか
- 解約方法はどうなっているのか
ここまでは必ず確認する。
そして、
「その金額なら試せる」
と思えることが前提です。
「数千円を払ってまで確かめたいとは思わない」
そう感じるなら、無理に試す必要はありません。
でも、
少しでもおもちゃ代を抑えたいと思っている。
今のおもちゃ選びにも困っている。
サブスク自体はまだ気になっている。
料金や条件も調べた。
それでも最後に残っているのが、
「もし失敗したら嫌だな……」
という不安だけなら。
私は、一度使って自分の家庭で確かめてみてもいいと思います。
「うちには必要なかった」が分かるのも、一つの答え
一度試して、自分の家庭に合うか確かめてみたい方へ
料金や最低利用期間、対象年齢などを確認してから、自分に合いそうなサービスを選んでください。
おもちゃサブスクを試したからといって、好きになる必要はありません。
続ける必要もありません。
「もっと早く使えばよかった」
となるかもしれない。
「便利だけど、この金額なら自分で買う方がいい」
となるかもしれない。
「うちには必要なかった」
となるかもしれない。
どれになるかは、私には分かりません。
だからこの記事で、
「おもちゃサブスクなら絶対に後悔しません」
とは言えません。
そんな保証はありません。
ただ、
今の方法に何か困っている。
別の方法としてサブスクが気になった。
料金や条件も確認した。
口コミも十分読んだ。
それでも、
「自分の家庭に合うか分からない」
というところで止まっているなら。
そこから先の答えは、検索結果の中にはないのかもしれません。
一度使ってみる。
そして自分で、
「これは続けたい」
あるいは、
「うちには必要なかった」
と決める。
どちらになっても、それは口コミを100件読んでも手に入らなかった、
自分の家庭だけの答えです。
まだ料金が気になるなら
「試してみたいけれど、そもそも今のおもちゃ代と比べて高いのか安いのか分からない」
という場合は、当サイトの料金比較シミュレーターで比較できます。
編集・案内担当

みさき|おもちゃ買取の教科書 編集担当
おもちゃの「買う前」より、買った後に起きる悩みを中心に調べています。買う・借りる・売る・残すを一つの正解にせず、家庭に合う方法を公式情報や研究も確認しながら考えます。
※「みさき」は当サイトの記事を案内する編集上のペンネームです。


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